日本マクドナルド フィールドサービスマネージャーの場合
フランチャイズ各店のオーナーをサポートするフィールドサービスマネージャーとして、名古屋・神奈川地区を日々飛び回る西村美子さんは、家庭では1児の母。198店舗と21法人をまとめる管理職だ。

入社以来、前向きに仕事に打ち込んできたが、37歳で、不妊治療と出産を経験。生活にも変化が訪れた。
「産後半年で職場復帰をしたものの、育児をサポートしてくれていた義母が体を壊してしまって。仕事と子育てと介護で一番大変な時期でしたね。ここで助け舟を出してくれたのが義理の姉。介護を引き受けてくれたのです。姉のおかげで、再び仕事に集中できるようになりました」
2017年に現職に昇進。育児と東京から名古屋への勤務の両立は、周囲のサポートによるものが大きい。
「上司の計らいで、地方との会議には、自宅や新宿本社からスカイプ経由で参加できるようになりました」
子育てを経験してからは、上司としての姿勢にも変化が表れたという。
「大切なのは密なコミュニケーションや部下への配慮です。産後はその思いがより強くなりました。『一歩踏み出す勇気』という、CEOであるサラ(・カサノバ)の教えを常に心に抱くことで挑戦できています」