ツウぶってグラスをクルクル回してはいけない

イラスト=フジマツミキ

1:グラスをクルクル
1990年代後半、赤ワインブームの影響で、ワイングラスをクルクル回す人続出! 空気に触れさせる「スワリング」という方法だが、回せば回すほどおいしくなると勘違いする人多数! 白ワインでは適正温度が変わるため回さない。

2:残っているのにどんどん継ぎ足す
白ワインやシャンパンは、香りや味わい、温度が変わるので継ぎ足しはNG。ほぼなくなってから次を注ぐのがマナー。ヴィンテージの赤ワインなども同様に。低価格の赤のテーブルワインなどは多少グラスに残っていても足してOK。

3:グラスを鳴らして乾杯!
グラスの音を鳴らす乾杯はNG。ましてや腰を浮かせて遠くの人と乾杯するのはもってのほか。高級レストランのワイングラスはいいものなので、合わせず、目の高さにグラスを持ち上げ、相手の目を見てスマートに。どうしてものときは、グラスを近づける程度に。

4:グラスのボウルを持つ
ワイングラスはステムの部分を持つとエレガント。ボウル(本体)を持つと、ワインに手の温度が伝わり風味や香りが変化するので避けたい。ただし、立食パーティなどステムを持つと不安定な場合は、ボウルを持ってもよい。

5:レストランで女性がワインを注ぐ
日本人女性がやりがちな行為だが、NGマナー。ソムリエのいるレストランではソムリエが、ソムリエがいない場合は店の人に頼むか、食事のグループに男性がいればホスト役として男性が注ぐのがマナー。家飲み以外は要注意。