富裕層ほど普段の金遣いに非常に敏感

日本で100万ドル以上の純資産を持つミリオネア人口は2015年時点で212万6000人と世界第3位(クレディ・スイス調べ)なのだが、彼ら富裕層の間で資産・家計防衛への関心が高まっている。「特に高齢の富裕層は金融機関のペイオフを強く意識しています」と専門家たちはいう。

そして、UBS銀行やシティバンク・プライベートバンク部門などに長年勤務した経験を持ち、富裕層への投資アドバイスを行っているグローバルマーケット・アドバイザーの小池正一郎氏は、富裕層の目が海外投資により重きを置き始めていると指摘する。