お悩み4:「女じゃだめ」と言われてショックです
営業担当なのですが、トラブルを起こしてお客さまを怒らせてしまいました。その案件の対応をしようと思ったのですが、男性上司から「女じゃだめなんだよ!」ときつい一言。かなりショックを受けています。(40代女性)

もし、男性上司から「女じゃだめ」と言われてショックを受け、そのままになっているとしたら非常にもったいないことです。

というのも、男性上司はトラブルを収拾するために、その状況でのベストを尽くしただけ、という可能性があります。

たとえば、クレームをつけてきた相手が女性に対しては居丈高になるタイプなのかもしれません。その場合、男性社員を謝りに行かせたほうが事態の収拾が早くなるという判断もあるはず。ただ、上司の側も言い方に気を付けるべきですし、部下にきちんと説明すべきだと思います。

一方、私たち働く女性も被害者意識にとらわれないよう、気を付ける必要があります。

仕事をしていると、「女だから」という理由で嫌な思いをしたこともあれば、傷ついたこともあるでしょう。でも、そこに意識が向かうと視野が狭くなります。

「女性だから排除された」という悲しみに浸っているうちは「自分の何がよくなかったのか。次はどうすればいいのか」という反省も生まれません。本人は「二度と失敗できない」と追い詰められる一方だし、上司にとっても、何かにつけて被害者ぶる部下は使いづらいものです。

事態が収束し、落ち着いた頃をみはからい、「今回はすみませんでした。次回からこういうことがないよう成長したいので教えてください」と上司に伝えましょう。

失敗を恐れず、チャレンジし、すべてを糧に成長していく。それが大人の女の生きる道です。

【川崎さんのアドバイス】なぜそう言われたのか、上司に聞いてみて