25歳という若さで女性起業家となった大塚玲奈さん。小学生の頃から環境問題に関心を持ち、「事業として成立させたい」と思い続けていたという。ボランティア精神を軸にした、現在のビジネスを確立させるまでの道のりとは?
リクルート在職中に会社を設立
「入社面接のとき『30歳までに自分の会社を立ち上げたい』って正直に話していました。それでも採用してくださった会社には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです」
25歳という若さで女性起業家となった大塚玲奈さん。小学生の頃に発症したぜんそくがきっかけで環境問題に関心を持つように。「ボランティアではなく、事業として成立させたい」と思い続けた。大学時代は環境問題に関わる研究会を主宰。そして2004年にリクルート入社。
「国際機関を目指すことを視野に入れた就職先と、実業に飛び込むかで悩んでいました。そんなときに交通事故に遭って……。『老い先短い人生、やりたいことをやろう!』と思い直し、起業家の先輩が多いリクルートに入社することにしました」
当時のリクルートは、管理職以上の役職でなければ二足のわらじを履いて就業することが可能。2006年、まずは、念願の会社、株式会社エコトワザを設立する。