少額で積み立てられるネット証券で
ジュニアNISAは、証券会社や銀行など、ジュニアNISAを取り扱っている金融機関に専用の口座を開設して取引します。金融機関は変更できませんから、慎重に選びたいところです。
金融機関選びのポイントは、ズバリ、
・取り扱い商品が多彩
・売買手数料が安い
・投資信託の積み立て購入ができる。できれば少額で
の3つです。
金融機関によっては株式しか扱わない、投資信託の品揃えが少ない、という例もあります。ジュニアNISAは親が口座開設し、親や祖父母のお金を運用しますが、20歳以降は自動的に大人版のNISAに引き継がれます。大人になれば子どもも自分の意思で投資をするはずですから、商品が多彩で、さまざまなものに投資できる金融機関の方がいいと思います。
また株式の売買手数料は証券会社によって異なりますし、同じ投信でも金融機関によって購入時手数料が異なる例があります。手数料は安いに越したことはありません。
そして投資信託の積み立て購入ができること。ネット証券の中には月500円、月1000円といった少額からはじめられるところもあります。それくらいの額なら、無理なくジュニアNISAが活用できると思いませんか? 1000円からはじめて、来年は2000円など、少しずつ金額を増やしていくのもいいと思います。投資が怖い、という人は、1000円程度ではじめて、様子をみてみる、というのもいいでしょう。
月1000円では10年積み立てても元本は12万円。それでも、子どもが成長した時に、「コツコツ積み立てるとまとまったお金になるよ」「積み立て購入だとリスクが抑えられるよ」と伝えることができれば、それも大きな意味があるでしょう。
図は、少額から投資信託の積み立て購入ができる証券会社の例です。ジュニアNISA口座での取引なら、株式の売買委託手数料も無料です。