では、どんな女性が管理職に就くべきだと思っているのだろうか。
そこで、女性が管理職になるために必須だと思うものを聞いてみると、6割以上の女性が「実力やスキルへの自信」を挙げた。裏を返せば、管理職になりたくないのは「スキルが足りないと思っている」からだ。これは管理職を増やすのに必要な施策として、約3割の女性が「トレーニングプログラム」を挙げていることとも呼応する。
一方、男性管理職にも同じ質問をしたところ、「実力やスキルへの自信」と答えた人は男性ではわずか17%であった。「男性管理職はスキルの有無にかかわらず、ある一定の年数が経てば昇進するのが普通だと思っています。女性ほどスキルが必須という思い込みはない」とリクルートマネジメントソリューションズの荒川陽子さんは分析する。
●仕事のやりがい(141人/500人)
●実力やスキルへの自信(86人/500人)
●上司のサポート(15人/500人)
同様に、先の質問で「上司のサポート」を必須とした女性が26%いたのに対し、男性管理職ではたったの3%と大いにギャップが見られた。上司であるはずの彼らの認識だが、少々心もとない結果となった。