受注者の登録は無料。複数の仲介会社に登録してもOK
ここでいくつかの会社を紹介しましょう。
大手仲介会社であるクラウドワークス(東証マザーズ上場 http://crowdworks.jp/)のこれまでの依頼件数は80万件、依頼総額は約660億円で、141カテゴリの仕事がライナップされています。
ランサーズ(http://www.lancers.jp/)の「発注者」登録数は11万社、「受注者」登録数は76万人います。最近の仕事として、経済産業省新規事業のロゴマーク(8万円)をコンペ形式で発注し、143提案あったそうです。
他にも翻訳専門、士業専門、家事代行専門、アンケートの回答やデータ入力などの事務が主体の仲介会社もあり、クラウドソーシングの世界は日々進化しています。クラウドのおかげで、自分のスキルが活かせる仕事が必ずどこかにある…、そんな様相になってきました。
クラウドソーシングは「自宅にての内職」「小遣い稼ぎ」のイメージもあり、日本ではこれだけで生計をたてている人はまだまだ少ないのが現実です。しかし欧米ではあたりまえの仕組みであり、特に米国では多額の報酬を得ている人も少なくありません。ネットは世界中、瞬時に繋がることができるので、クラウドソーシングで海外の仕事を受注する人が出てくるのは時間の問題です。
実力と実績が勝負、料金も明確でフェアな世界のクラウドソーシングは、近い将来、起業や経営、働き方を大きく変えるひとつの要因になりそうです。
広告代理店、出版社にてサラリーで働くエディター、ライター、プランナー、コピーライターを経てフリーに。得意分野は投資、住宅関連。大ブレイクはしないけれど、仕事は堅実でハズさない。満を持して2008年に起業。個人投資家としての投資歴は15年選手(ちょっぴりプラス)。