広く群集から知恵やマンパワーを募る「クラウドソーシング」

「ライターやデザイナーとして独立したいけれど、営業力がなくて……」。そう思っているクリエイターは多いと思います。はたまた子育て中の女性や定年退職をした人で、「自宅にいながら、ネットを使った簡単な事務系の仕事はないだろうか……」という人も多そうです。

そこで「クラウドソーシング」の登場です。

クラウド(crowd=群集)ソーシング(sourcing=業務委託)とは、個人や企業の仕事をネット上で不特定多数の人に仲介するサービスです。現在、仲介を専門としている会社がいくつかあり、仕事が欲しい人は登録をし、仕事が成立したら仲介会社に手数料を払うという仕組みです。

専門性の高い業務を企業がアウトソーシングすることは昔からありました。今はクラウドのおかげでひと握りの専門家に頼むのではなく、広く群衆から知恵やマンパワーを求めることができるようになったのです。

仕事を依頼したい「発注者」と、仕事が欲しい「受注者」をマッチングするシステムは、双方にメリットがあり、受注者としては好きな時間に好きなだけ、自宅でも働けることから、新しい稼ぎ方として注目を浴びています。

※総務省・ICTが拓く未来社会
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc243120.html