STEP2:医療費の明細書を作る

仕分けした領収書をもとに、「医療費の明細書」を作ります。用紙は税務署で配っている便利な封筒型か、下記、国税庁のホームページからダウンロードをしてプリントアウトし、自前で用意した封筒の中に領収書を入れましょう。

<医療費の明細書の用紙ダウンロード>
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki02/pdf/003.pdf

明細書には「医療を受けた人」「申告をする人との続柄」「病院・薬局などの所在地・名称」「治療内容・医薬品など」「支払った医療費」「生命保険や社会保険などで補填される金額」の項目欄があります。

領収書1枚1枚を一覧表に書くのではなく、病院ごとにまとめればよいし、薬局やドラッグストアも「薬局など」、交通費は「病院までのタクシー代など」などでまとめてOKです。

この中で、「補てんされる金額」とは、病気やケガをして、健康保険、医療保険、損害保険などから下りた保険金のことをいいます。保険金はかかった医療費から差し引かなければならないのです。

たとえばケガをして入院し医療費が15万円かかっても、民間の医療保険に加入していて、20万円の保険金が下りたら医療費控除はできません。自分でかけている医療保険なのに、「何で引かなければならないの?」という疑問はもっともですが、これは決まりなので仕方のないことです。

また、「医療費の明細書」には、「所得金額の合計額」を書く欄がありますので、会社からもらった「源泉徴収票」の、左から2番目の数字「給与所得控除後の金額」を書きましょう。