東京に来る前の訪問地はタイだったのですが、タイのアデコの皆さんにも大歓迎していただきましたBoot Camp Tripの参加者でアジア人は私1人だったのですが、タイのアデコの方から、「アジアからGlobal CEO for One Monthが選ばれたことを、誇りに思う」と言われました。私のことを「アジアの代表」のように見てくださっていたのには驚きましたし、感激しました。

海外の若者、その厳しい仕事観に驚く

Boot Camp Tripで仲良くなった各国のCEO for One Monthの人たちとは、今でもSNSなどで連絡を取り合っています。大学生活や食習慣など、キャンプ中にいろいろなことを話しましたが、印象に残っているのは仕事観の違いです。

日本は海外に比べると失業率は低いですし、新卒でも、選ばなければ何らかの仕事に就けます。でも、ヨーロッパでは大学を卒業してから就職するのが本当に大変で、みんな「経験がないと職を得るのは無理」と言っていました。でもふつう、新卒だと経験なんてないですよね?

イギリスの大学に行っている人は、3週間は大学の授業、3週間は企業でのインターンを繰り返すプログラムに参加しているそうです。既に起業している人もいました。日本では、新卒で経験がなくても「会社に」雇ってもらえます。「いい会社に入る」ことが目標です。それがヨーロッパでは、自分の経験を積んで「そのポジションに」雇われるという感じです。話には聞いていましたが、ピンときていませんでした。それが皆さんの話を聞いて、国による「キャリア」の意味の違いが、ようやく分かりました。