Q:秋が旬の果物の中で、栄養価・機能性の観点から魅力に感じるものは何ですか。 

第1位:柿(44人)
第2位:イチジク(37人)
第3位:ブドウ(34人)

 Q:それぞれの果物に期待する効果は何ですか?(複数回答可) 

【柿】
第1位:ビタミンCが豊富(34人)
第2位:カリウムが豊富(21人)
第3位:抗酸化作用(15人)

【イチジク】
第1位:食物繊維が豊富(26人)
第2位:カリウムが豊富(18人)
第3位:抗酸化作用(16人)

【ブドウ】
第1位:抗酸化作用(28人)
第2位:カリウムが豊富(11人)
第3位:ビタミンCが豊富(5人)

意外! ビタミンCが豊富な“柿”

秋の魅力的な果物、第1位は“柿”。柿はビタミンCが豊富な果物って知っていましたか? ビタミンCは酸っぱい果物に多く含まれているというイメージがありますが、なんと柿にはみかんの2倍のビタミンCが含まれています。ビタミンCは免疫力を上げるため、風邪予防などに良いことは有名な話。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざも、柿はビタミンCが豊富なところによる、と言われています。また、カリウムも豊富でむくみ予防・改善が期待できます。

第2位の“イチジク”は水溶性の食物繊維が豊富です。食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があり、水溶性の食物繊維は糖分の吸収速度を緩やかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。さらに、脂肪の吸収を抑えたり血中コレステロール値を減少させたりする働きもあります。

第3位の“ブドウ”は、皮に抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれていますので、よく洗って皮ごと食べるのがおすすめです。ただし、食べすぎるとおなかを壊すこともあるようなので気を付けて。また、ブドウの糖質はすぐにエネルギーに変わるため、疲労回復効果も期待できます。