ごぼうのバルサミコきんぴら
●おなじみの和総菜に生ハムが!? わが家の新定番にできるかも
次に、定番の和総菜を洋風にアレンジした「ごぼうのバルサミコきんぴら」。具材には生ハムを、しょうゆの代わりにバルサミコ酢を使う。「あっさりと仕上がるので食べ飽きません。不足しがちな食物繊維も補えるので、毎日の食事に少しずつでも取り入れてほしい」
ごぼう……400g/生ハム(脂の少ない部分)……30g/にんにく……1片/赤唐辛子……2分の1~1本/バルサミコ酢……大さじ3/塩……小さじ1と2分の1/オリーブオイル……大さじ3
●作り方
(1)ごぼうはタワシでこすって泥を落とし、大きめのささがきにする。生ハムは細切りに。にんにくは包丁の腹で潰す。赤唐辛子は種を除いて2、3片にちぎる。
(2)鍋にすべての材料を入れ、混ぜ合わせてから、蓋をして弱火にかける。
(3)5分たったら、ざっくりと混ぜる。もう一度蓋をして2分ほど火を通す。蓋をはずし、水分を飛ばすように中火で炒める。味を見て、塩(分量外)で調える。
これらの常備菜は冷蔵庫で1週間ほど保存可能。食べ終わるまで、なるべく風味をキープするコツを聞いた。
「下ごしらえした食材から出た水分はペーパータオルで拭い、炒め物は水分を飛ばすなど、なるべく水気を残さないように。薄味にはしないで、しっかり塩を入れることも大切です」
料理制作からスタイリングまで、食まわりの仕事を幅広くこなす料理家。スパイスや香味野菜を生かした料理に定評がある。得意な保存食レシピをまとめた『魔法のびん詰め』(三笠書房)は、台湾、韓国でも発刊。近著に『ひとり分からできる 作りおき上手のやりくりレシピ12か月』(家の光協会)。
撮影=平松唯加子