まずは転居先自治体への問合せから

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引越し入園の自治体の対応いろいろ

このように転入予定者の入園申込に対する市区町村の対応にはいろいろなパターンがあるので、事前によく調べることが必要です。

最初に調べなければならないのは、転居先自治体の方針です。「管外協議」なしで直接申込を受け付けてくれる自治体なら話は簡単です。

たとえば、仙台市では、申込前に電話で相談を受け、事情を聴取した上で、必要書類を指示して簡易書留で送ってもらい、「管外協議」扱いなしで入園申込を受け付けるようにしているそうです。

その一方で、申込時に住民票がなければとりあえず「管外協議」扱いになる自治体も多いので、転居先自治体がその方針であることがわかったら、現在、在住する市区町村経由で入園申込をして「管外協議」に乗せてもらう必要があります。

転居先自治体への確認事項をまとめておきましょう。

(1)転入予定で入園申込時には住民票の異動ができていない場合、入園申込は受け付けてもらえるのか。(現住所の自治体に管外協議の申込をするのか、転居先自治体が直接に入園申込を受理してくれるのか)
(2)入園申込後の入園選考での扱いが不利になることはないか。
(3)転居先住所を証明する書類を提出する場合、どのような書類が有効か。それで入園選考での扱いは変わるのか。