保育園に入りやすい地域への引っ越し、祖父母を頼っての引っ越し、思わぬ転勤辞令を受けての引っ越しなどなど、保育園在園中もしくは入園予定の子どもをかかえて転居という事態に直面する人は少なくないと思います。
でも、引っ越しを伴う入園・転園には、通常の入園にはなかった落とし穴があります。少し細かい話になりますが、入園のしくみが複雑な認可保育園について、気をつけたいことを説明しておきましょう。
引越し後の入園なら在住者と同条件
できるなら、認可保育園については、引っ越しを完了してから引っ越し先での入園申込をするというスケジュールがベストです。住民票を移してからであれば、通常の入園申込と同じ手続・条件でできるからです。
たとえば、育児休業中の10月にA市からB市に転居して住民票を移し、11月にB市認可保育園の来年4月の入園申込をするという場合です。この場合は、普通にB市市民として入園申込を受理してもらえますし、入園選考でも通常どおりの扱いになります。ただし、自治体によっては、入園選考で複数の申込者の点数が完全に同点になったとき、在住年数の長い家庭が優先される場合があります。