「仕事人生50年!」といわれる時代。ずっとバリキャリで、なんていられないですよね。賢い降り方、上手な戻り方を考えてみました。

アンハッピーバリキャリの中には、子どもが生まれても、以前と同じようにバリバリ働いて、子どもとの時間がほとんど取れないという状況の人も多い。子どもが不安定になり、泣きながら「ママ、そばに居て」となって、ようやくバリキャリからいったん降りる決心がついたという人も。

はぴきゃり代表取締役 金澤悦子さん

なぜ、そうなるまでがんばってしまうかというと、それまでのリソースを手放すのが不安だから。あるいは仕事を減らして評価が下がるのが不安だから。でも、「仕事の量を減らしても質を下げない方法はいくらでもあります」と金澤さんは言う。

例えば、ひとつの企画で成功したら、ほかにも持っていけそうなところがないかと考えて、1粒で2粒にも3粒にもなるように仕組みを考えるとか、たくさんの人に商品やサービスの情報を伝えたいときに、いちいち訪問しなくてもインターネットを使って伝える仕組みを考えるとか。

「時間で対価を得るという発想から脱却することが大切なポイントです」(金澤さん)