女性の平均年収は、男性のおよそ半分。同じ女性でも業界によって、あるいは同じ業界内でも企業によって給与は大きく異なる。気になるあの業界、あの会社の給与明細を公開する。

電気・精密

日本の年功的な賃金制度を代表する企業。その分、若手の基本給は高くない。日立製作所、パナソニックを見ても時間外手当などの諸手当のウエイトが大きいのが特徴。賞与も年齢に見合った平均的な金額だ。電機業界大手の賃金は上部の労働組合が同じとあって非管理職の組合員層は横並びが多い。年功と昇進で給与は上がるが、この富士ゼロックスの基本給は部長クラスに近い。

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企業別年収:日立製作所(28歳)/パナソニック(33歳)/富士ゼロックス(46歳)

しかし、どの会社も平均年齢が高く「40代以降の社員が多いので、管理職は狭き門」(大手電機・人事)。また、富士ゼロックスは賃金制度を成果型に変更し、諸手当も削減。パナソニックも2014年10月から成果重視に変更するなど、年功賃金はなくなる可能性も。