保険の基本用語を少しは覚えておきましょう

「こんな目的で保険に入りたい」ということが整理できたら、保険ショップに相談に行くのもいいでしょう。

でも、そこでまたハードルが……それは、保険に専門用語が多いこと。実は、私自身も30代になるまで、保険のセールスレディが何を言っているのか、さっぱりわかりませんでした。そんなことでは、いくら説明を受けても結局ムダ!? そこで、超基本用語をざっくり頭に入れておきましょう。まずは、混同しやすい用語を2つ。

保険金……保険会社から受け取るお金(※)
保険料……保険会社に支払うお金

たとえば夫が亡くなったときにお金を受け取るのが目的の保険(=死亡保険)の場合なら、夫の死亡時に受け取るのが「保険金」。そのために支払うのが「保険料」です。お金が足りなくて困ることが起きたときに「保険金」を受け取るのが保険の目的で、そのために払う費用が「保険料」。これが保険の基本です。(※入院や手術などで生存中に受け取るお金は「給付金」といいます)

このほか、保険では契約に関する登場人物も混同しがちなので、一通り頭に入れておきましょう。

契約者……保険会社と契約して、保険料を払う人
被保険者……その保険の対象になる人
受取人……保険金を受け取る人

たとえば、夫が亡くなったときに保険金を妻が受け取る保険で、夫が契約して保険料を払うなら、契約者=夫、被保険者=夫、受取人=妻になります。

もう1つ、貯蓄をおもな目的として加入するなら、ぜひ覚えておきたい言葉がこれ。

解約返戻金……その保険を契約期間中に解約したときに戻ってくるお金

わからない言葉はほかにもたくさん出てくると思いますが、そのつど、理解できるまで説明を聞くようにするといいでしょう。