足つぼマッサージのあと休日のオフィスに向かう理由

台湾式足裏専門店。週末の朝、私はこの素朴な足裏マッサージ店にやってきます。近くのカフェで時間を潰し、10時の開店を待ちます。飾り気のない店内、スタッフはだいたい見知った顔ですが、とくに話をしたことはありません。あいさつもそこそこに足を洗い、クリームを塗ってもらって、リクライニングチェアに体を沈めます。

「いたっ、いたたたた……」

つぼを押されて痛いのは、悪いところがある兆候。今週は会食が続いたので、胃腸が弱っているのでしょう。拳の尖ったところでグイグイ押し込まれていると、痛さが気持ちよさに変わってきます。老廃物が流れ出し、気の巡りが回復するイメージです。腸がキュルキュルと鳴って、五臓六腑が動き出すのを感じます。

この瞬間、私は完全に“無”になれます。ビジネスの悩み事は忘却の彼方。なにも考えず、どこにも力が入っていない状態です。私は多趣味で、釣りやゴルフなどを嗜みます。それらは気分転換にはなりますが、釣りをすれば竿先に集中し、ゴルフをすればボールの行く先に一喜一憂するので、頭が休むわけではありません。いろいろ試したのですが、雑念を排し頭を空っぽにできるのは、このマッサージだけです。

施術を終えるとむくみが取れて、足が半分ほどの大きさになったのかと思わされます(笑)。カードにスタンプを押してもらい、店を出ます。向かうのは赤坂ガーデンシティ、このビルの17階に弊社のオフィスが入っています。足つぼのお店からは歩いて10分ほどしかかかりません。

休日なので社内には誰もいません。会議室から、街並みの向こうに富士山がそびえる姿を眺めます。ぼんやり景色に見入ったあと、執務スペースへ。静まり返った空間に佇んでいると、昨日までこの場所で繰り広げられた光景が脳裏に浮かんできます。

この席の彼はプロジェクトが大詰めで資料と格闘していたな、彼女は来週の出張準備でずっと慌ただしくしていたな、この打ち合わせデスクでは営業チームが連日激論を交わしていたな――。

自分自身も忙しさの渦中にいたために見過ごしてしまっていた、みんなの頑張りや感情に思いが至ると、感謝の気持ちが溢れてきます。みんなありがとう、そして月曜日からまた頑張ろう。新しい週に向けて思考がリセットされたところで、私はオフィスを後にします。お昼どきになり、ちょうどお腹が空いてきたところです。これから有楽町か銀座へ出て、軽く食事でもすることにします。

中国の製品を日本で浸透させる考え方

日本市場で「シャオミ」はスマートフォンのブランドとして認知されていますが、本国ではIoTや家電を幅広く手掛ける総合家電メーカーです。私たちが目指すのは、あらゆるデバイスが連携し、暮らしをもっと便利で豊かにする未来です。

中国ではすでにウェアラブル端末から冷蔵庫、洗濯機、EVまで幅広い製品を展開し、ライフスタイルに革新をもたらしています。今後は日本でも生活のあらゆる場面でシャオミ製品を使っていただけるよう、製品展開していきたいと考えています。

(構成=渡辺一朗 撮影=宇佐美雅浩)

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