「君は恋愛とかしたことないのか!」
かつての同期で今は社会起業家の大石さんとの出会いは、日本生命の演劇部。入社2年目の秋、つかこうへいの『蒲田行進曲』の演目で主人公のヤスを僕が、ヒロインの小夏を大石さんが演じました。やる気さえあれば若くして劇団を牽引できる環境だったので、大石さんが言うには、僕は小夏役の彼女に冒頭のような熱血指導をしていたらしいのです。今の時代では完全にアウトな発言ですし、僕はさっぱり覚えていないのですが……。
大石さんは日本生命を3年で辞め、ハーバードビジネススクールに私費留学。マッキンゼーに勤めた後、医療コンサルティング会社のメディヴァを起業しました。あるとき彼女のインタビュー記事を新聞で見て、自らの経験を基に日本の医療を変えようとする熱意に胸を打たれたのをよく覚えています。僕も医療の非効率性に不満を抱いていましたが、ただ傍観しているだけだった。だから、自らビジョンを描き着々と社会課題を解決する大石さんに尊敬の念を抱いたのです。生保と医療・介護は親和性があるし、何か一緒にやりたいとも思っていました。時を経て2018年に僕が社長に就任したタイミングで、30年以上ぶりに連絡をとり、旧交を温めることとなりました。
24年の6月、日本生命は介護大手のニチイホールディングスの買収を完了しました。これからは大石さんと、医療・介護という新しい“舞台”で共に役を担いたいと思っています。(清水)
※本稿は、雑誌『プレジデント』(2025年1月17日号)の一部を再編集したものです。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(月額プランなら初月500円・いつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
(撮影=宇佐美雅浩 構成=本誌編集部)
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます




