毎日の何げない親子の会話や遊びの中で、わが子の「言葉力」を伸ばしていくことができます。特別な道具や環境は必要ありません。子どもが言葉を理解し、使いこなせるための家庭習慣をお伝えします。
子どもが思いっきり会話を楽しめる環境
「話し上手、聞き上手な子ども」を育てたければ、「理想の子どもを育てよう」という思いを捨ててください。
「理想の子ども」は親の思い込み。「理想」という枠に子どもを無理やりはめようとして、子どもが自由にいろんなことを話したり、いろんなことを聞いたりするのを、邪魔してしまっているのです。
話し上手、聞き上手になるための大前提は、子どもが思いっきり会話を楽しめること。
「こんなことを言ったらお父さんに叱られるかな」
「一生懸命話したって、どうせお母さんは聞いてくれないな」
そんな思いをもった子どもは、「言葉の力」を放棄してしまうのです。
子どもの「言葉の力」は、日々の暮らしで交わされる、何げない会話の中で育っていきます。朝の支度、食事の時間、外遊び、寝る前のひととき――子どもの一日は、言葉を知り、自分のものとしていくチャンスにあふれています。
発達段階に合った習慣を工夫することで、「話してもいい」「聞いてもらえる」という安心感をもち、「言葉の力」を信じる「話し上手、聞き上手」な子どもになるのです。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


