親の上手な褒め言葉で、子どもの才能はグングン伸びます。一方で「子どものため」を思って投げかけた言葉が、脳科学的に逆効果になることがあります。子どもの感性や創造性を育てる「親のひと言」とは――。
GOODワード編「失敗してもいいよ 落ちてもいいよ」
子どもが発表会や試験などに挑む前、親が投げかける言葉は「頑張ってね」ではありません。「失敗してもいいよ」です。受験なら「落ちてもいいよ」。親からの失敗を許容するひと言は、子どもの脳を解放します。
これも「安全基地」の一つです。親が「失敗しても受け止めるよ」という姿勢でいると、子どもは安心して挑戦できます。見守られている安心感からパフォーマンスが高まり、好結果を生むことも十分に考えられます。
逆に、「絶対に成功しなさい」と言われたら、子どもは失敗を恐れます。この恐怖が、本来の力を発揮できなくさせ、挑戦する意欲そのものを奪います。
「失敗してもいい」と言われた子どもは、結果ではなく過程を楽しむことができます。そして失敗しても、「次はどうしたらうまくいくかな」と考える余裕があります。
結果を求めるのでなく、挑戦を見守るという親の視点の転換は、子どもの可能性を広げます。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


