親の上手な褒め言葉で、子どもの才能はグングン伸びます。一方で「子どものため」を思って投げかけた言葉が、脳科学的に逆効果になることがあります。子どもの感性や創造性を育てる「親のひと言」とは――。
GOODワード編「それはね……」
「なんで空は青いの?」
「なんで鳥は飛べるの?」
子どもの「なぜなぜ期」は、親にとっては試練かもしれません。でもこの時期こそ、知的好奇心を育てる最大のチャンスです。
発明王エジソンは、幼い頃から「なぜ?」「どうして?」が口癖でした。あまりに質問が多く、学校の先生を困らせたほどです。そんなエジソンを見放さず、家で教えたのが教師だった母ナンシーでした。ナンシーはエジソンの「なぜ?」を重んじ、一緒に考え、答えを見つけることを大切にしました。この姿勢が、発明王エジソンを育てたのです。
「そんなこと聞かないで」「忙しいからあとで」と拒絶するのはもったいない。子どもの「なぜ?」に「それはね……」と誠実に答える姿勢は、子どもの探究心を育てます。
もちろん、すべての答えがわかる必要はありません。「わからないから、一緒に調べてみようか」と言えば十分です。大切なのは、子どもの疑問を真剣に受け止める姿勢。「それはね……」のひと言が、子どもの知的冒険の扉を開くのです。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。


