親の上手な褒め言葉で、子どもの才能はグングン伸びます。一方で「子どものため」を思って投げかけた言葉が、脳科学的に逆効果になることがあります。子どもの感性や創造性を育てる「親のひと言」とは――。

GOODワード編「なんで太陽を青にしたの?」

子どもが絵を描いて、太陽を青く塗っていたら、戸惑う親がいます。ここで「太陽は黄色でしょ」と訂正するのは、もったいないことです。

僕なら「なんで太陽を青にしたの?」と笑顔で質問します。子どもなりの意図があるはずだから確認するのです。

「なぜ?」と問われると、子どもは自分の意思や行動の言語化に努めます。こうした言語化のプロセスは、思考力を育てます。同時に、親に意図を尋ねてもらった経験は「自分の考えには価値がある」という自信につながります。

訂正するのではなく、まず意図を尋ねる――親の冷静な姿勢は子どもの創造性を守ります。そして「青い太陽、おもしろいね」と共感し、肯定することで、子どもは安心して次の挑戦に進めるのです。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。