毎日の何げない親子の会話や遊びの中で、わが子の「言葉力」を伸ばしていくことができます。特別な道具や環境は必要ありません。子どもが言葉を理解し、使いこなせるための家庭習慣をお伝えします。

Q.ちゃんと挨拶ができる子に育てたい

ほとんどの親御さんは、お子さんとは「おはよう!」「いただきます」「おやすみなさい」と、しっかり挨拶できているのですが、夫婦どうしの挨拶はいい加減にしてしまっていたりします。

乳幼児期の頃から、言葉によるコミュニケーションのお手本はお母さん、お父さんです。まだまだ言語能力が未発達な乳幼児期であっても、身近な家族の会話からどんどん吸収しています。

だからこそ、子どもに「おはよう」と話しかけることが大切なのですが、自分以外の人たちが挨拶をいい加減にしていると感じてしまうと、「挨拶の大切さ」は、なかなか伝わりませんね。

私が特に大切にしてほしいと考えているのが「ありがとう」「ごめんなさい」「助けて」という3つの言葉。人生を歩んでいくうえでとても大切な言葉です。

「今さら他人行儀な」と思われるかもしれませんが、夫婦だからこそ、こういう小さなところが大切なのです。お母さん、お父さんが日頃から「言葉によるコミュニケーション」をしっかりとっている様子を見ることで、子どもは自然とその大切さを知ることができるのです。

※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。