「毎食同じでも大丈夫」と知ることの重要性

飽きたら、変えていいのです。

牛丼に飽きたら、カレーに変える。焼き魚に飽きたら、焼肉に変える。そして、また戻る。または、新しい定番を見つける。

大切なのは、「毎日同じでも大丈夫」と知っていることです。そうすれば、「毎日いろいろなものを食べなきゃ」というプレッシャーから解放されます。食べたければ変える。飽きなければ続ける。その自由があるのです。

もし「毎日まったく同じは難しい」と感じるなら、こんな考え方もあります。3つのパターンを用意して、ローテーションするのです。

パターンA:牛丼の日
:トースト、卵
:牛丼
:焼き魚


パターンB:カレーの日
:ご飯、納豆
:ラーメン
:カレー
パターンC:コンビニの日
:バナナ、ヨーグルト
:コンビニ弁当
:肉野菜炒め

このように、3つのパターンをローテーションすれば、完全に「毎日同じ」ではないけれど、でも「だいたい決まっている」という安心感があります。これも一つの方法です。

どの店のどのメニューが自分に合うかが分かってくる
画像=プレジデントオンライン編集部にてAdobe Fireflyで作成
どの店のどのメニューが自分に合うかが分かってくる

“健康情報”の落とし穴に要注意

世の中には、「毎日いろいろなものを食べなければいけない」という強迫観念があります。

でも、それは必ずしも正しくありません。本書で見てきたように、私の祖父母も、動物も、長寿地域の人々も、毎日シンプルな食事を繰り返しています。

そして、牛丼でもラーメンでも、工夫次第で健康的に過ごせます。だから、もしあなたが「毎日同じものばかり食べている」と罪悪感を抱えているなら、少し柔軟に考えてほしいのです。

毎日同じでも、大丈夫。むしろ、楽で、安定していて、心地よい。それも、立派な食べ方の一つなのです。

前回述べたように、私の祖父母が90歳を超えるまで元気だったのは、毎日干物を食べていたから――ではありません。毎日干物を食べていても、元気だった――のです。この違いは、とても大きいのです。

私たちは、つい「○○を食べれば健康になる」「○○を食べてはいけない」という情報に惑わされがちです。でも、健康は、そんなに単純なものではありません。

本書で見てきたのは、「毎日同じでも大丈夫」ということでした。動物も、長寿地域の人々も、そして私の祖父母も、毎日シンプルな食事を繰り返していました。

でも、ここで一つ、重要なことに気づいてほしいのです。