良い環境を導く「ギバー包囲網戦略」の初手

次にあなたがやることは、「味方を増やし、良い環境をつくる」こと。有害なテイカーと戦って追い込むのではなく、良い環境をつくるのだ。

その結果、テイカーもギバーに変わる可能性がある。これを私は「包囲網戦略」と呼んでいる。

まずは、周りにいるギバーを見つけてほしい。

ギバーの特徴は、

・他人の成功を心から喜ぶ
・困っている人を自然に助ける
・感謝の言葉を忘れない
・約束を守る
・見返りを求めない

このような人を見つけたら、その人に近づいていこう。方法は簡単。

あなたが先に助けるのだ。

「何か手伝えることはありますか?」
「これ、よかったらどうぞ」
「○○ができますが、お役に立てないでしょうか」

ギバーは、ギバーに反応する。あなたの善意に、彼らは必ず応えてくれる。

5分でできる1つのルール

次に、小さな「贈与」をくり返そう。

・コーヒーを淹れて渡す
・役立つ情報を共有する
・良い本を紹介する
・相手の仕事を手伝う
・感謝のメッセージを送る

なんでもいいのだ。内向的なソフトウェアエンジニアだったアダム・リフキンは、あるひとつのルールを決めた。

「誰のためにでも、5分でできる親切ならやる」

この小さな贈与の積み重ねが、シリコンバレー最高のネットワーカーという評価につながったのだ。

そして、最後にギバー同士をつなごう。

「〇〇さんと△△さん、お二人とも素晴らしい方なので、ぜひ紹介させてください」

この「紹介」が、最強の贈与になる。なぜなら、ギバー同士をつなぐことで、あなたは二人から感謝されるからだ。そして、その二人が協力し合うことで、さらに大きな価値が生まれる。

こうやって、あなたの周りをギバーで固めるのだ。その結果、あなたはテイカーにあれこれ邪魔されなくすむようになる。

「ギバー包囲網戦略」で、テイカーのいない世界をつくる

会合中に握手するビジネスパーソン
写真=iStock.com/Zoey106
※写真はイメージです