相手を理解しない、解釈するだけでいい

だからこそ、こういったシーンで大切なのは、相手の発言の真意を掴みゴールを再確認すること。

感情の起伏が激しくなっている相手は、視野が狭くなっています。「過去」の話をすると、さらに感情が高ぶってしまうことも。そんな相手には、少し先にある「得たい未来(結果)」を共有するきき方がおススメです。未来を共有することで自分のストレスを減らせますし、チームとしての連帯感もアップします。

釜本莉奈『選ばれ続ける人だけが知っている言いかえの作法』(日本能率協会マネジメントセンター)
釜本莉奈『選ばれ続ける人だけが知っている言いかえの作法』(日本能率協会マネジメントセンター)

職場には様々なタイプの方がいるので、中には合わない人も出てきます。そんな時に相手を理解しようとすればするほど、理解できないことに苦しんでモヤモヤします。その場合は、相手を理解するのではなく、解釈しましょう。

・ 理解しようとする→なんでこんなに理不尽なんだろう(理解できない)
・ 解釈しようとする→考えが変わったのかもしれないな・急いでいるのかもしれないな(じゃあ、こうしようか)

相手に歩み寄る姿勢はとても大切ですが、それによってあなたの負担が必要以上に大きくなってしまうと感じる時にはお守りとして使ってみてください。意識が別の方向に向いて、モヤモヤが軽減しますよ。

釜本 莉奈(かまもと・りな)
研修講師、アナウンサー

奈良県宇陀市出身。元NHKキャスター/奈良テレビ放送アナウンサー・記者。放送局でアナウンサーとして伝える力を磨く。主に報道を担当。経営者・政治家・各分野の第一線で活躍する人など3000人以上への取材をする中で、選ばれ続ける人の言葉には法則があることを発見。この気付きをもとに「人・組織の魅力を言語化する専門家」として企業・大学で2500人の育成を担当。これまでに神戸女学院大学非常勤講師・企業顧問など実績50社以上。