愛子天皇待望論を支える愛子さまの教養
これから進んでいくであろう国会での議論に、国民があまり期待をかけておらず、むしろ「愛子天皇」待望論が高まりを見せているのも、そこが関係する。
愛子内親王については、高い語学力を持っていると言われてはいるものの、まだ、それを発揮する機会は十分には訪れていない。
それでも、2024年2月にケニアの大統領夫妻を迎えての宮中での昼食会において、愛子内親王は大統領の隣りに座り、「Habari?(こんにちは、ごきげんよう)」とスワヒリ語で話しかけ、通訳はいたものの大半は英語で会話を交わしている。
単独での海外訪問は、まだ昨年のラオスだけなので、愛子内親王の英語力が発揮される機会は決して多くはない。だが、今後はそうした機会も増えていくに違いない。
では、フランス語のほうはどうなのだろうか。
愛子内親王はフランス語にも堪能であると一部では伝えられているものの、その点ははっきりしない。フランス語を学んだという情報もない。
ただし、スペイン語は学んでいる。学習院大学では第二外国語としてスペイン語を選択している。また、天皇にスペイン語を教えてきた、外務省のスペイン語講師であるスペイン出身の人物は、愛子内親王が6歳だったときにスペイン語を半年教えた経験があると語っている。それは天皇の希望によるものだった(NEWSポストセブン、2020年5月31日)。
多様な言語教育に注力してきた天皇家
スペイン語は、フランス語とともにラテン語を源とする「ロマンス諸語」に属している。この2つの言語は文法もかなり共通しており、単語も似ているものが多い。したがって、スペイン語を学習していれば、フランス語の学習は容易になってくる。
スペインには王室があり、日本の皇室と密接な関係を持っている。また、日系の移民が多く、そのために天皇や皇族が訪れることの多い中南米でも、スペイン語やそれと極めて近いポルトガル語が用いられている。
天皇がスペイン語を学び続け、愛子内親王もそれを受け継いできたのも、皇室外交を進める上で、そうした言語の習得が求められるからであろう。
天皇と愛子内親王は、それぞれが同じスペイン語の単語帳を使っている。愛子内親王がスペイン語の先にフランス語の学習を進めている可能性は、十分に考えられる。
天皇家では、英語はもちろん、多様な言語を取得することに力を注いできたわけだが、秋篠宮家になると、事情は違ってくる。