なぜ謝る必要があるのかきちんと説明する

厳しく叱ったり「どうしてそんなことしたの!」と問い詰めたりしても良いことはありません。学校でも家庭でも同じように叱られ、責められたら、子どもは親に相談できなくなります。「自分はダメな人間なのだ」という思い込みが強化されることにもなりかねません。

子供を指差して叱る母親
写真=iStock.com/kool99
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子どもの代わりに謝るときは、何に対して謝っているのかも言語化して子どもに聞かせてあげましょう。

成田奈緒子、上岡勇二『その「習慣」が子どもの才能をダメにする』(SB新書)
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たとえばレストランで隣の席の人が水を飲もうとしているときに、子どもが横を通ってぶつかり、水がこぼれてしまったのなら、「ごめんなさい! うちの子がぶつかったので、水がこぼれちゃいましたね」というように言います。子どもの代わりに「ごめんなさい」「すみません」と言うだけだと、子どもはなぜ謝っているのかわからないことがあります。

それでは良いインプットになりません。かといって、わざとやったことではないのに「あなたがぶつかったから迷惑をかけたでしょ!」と叱っても、子どもを萎縮させてしまいます。

子どもの脳に良いインプットをするには、「○○してしまってごめんなさい」と、ロジックとともに謝罪の言葉を聞かせることです。子どもは「こういうときは気をつけなければならないのだな」と学びながら、謝罪の言葉も言えるようになっていきます。