夕方6時から夜9時までに家事・育児代行を頼む人
育児代行では、ベビーシッター&病児保育サービスも心強いサポーターとなっています。ベビーシッターは会社によって特徴がありますし、同じ会社でもシッターによってさまざまな個性や特技があります。相性や好みを確認するために、複数回利用して決めるとよいでしょう。
ただし、これには時間と手間がかかるので、復職前に試し、ある程度、慣れた状態にしておくことが大切。試すときは、家族がいるときに来てもらい、子どもと遊ぶ様子を見るとよいでしょう。病児保育はシッターがつかまらないことが多いですが、毎月の登録料などを支払えば100%対応してくれるところもあります。
最近よく聞くのが、夕方6時から夜9時までの「育児のゴールデンタイム」に、ベビーシッターか家事代行、いずれかを利用するパターン。買い物から料理、食事、入浴、寝かしつけまでを行うこの時間帯はとても大変です。複数の家族の手があるのが一番ですが、難しい場合は、この時間帯にサポートを頼み負担を減らすと格段に楽になるようです。
こうした外注を始めると、予約や注文をしたりシッターを探したりなど「新家事労働」といわれる新たな家事タスクが発生することも知っておきましょう。ネットスーパーは便利ですが、何がいくつ必要か、発注するのもけっこう面倒。
シッター探しは、急に必要になることも多く、しかも、時間に余裕がないときに行うケースがほとんどです。そこで、夫婦で買い物リストやシッター候補などを共有しておいて、電車の中やちょっとした空き時間に発注しておく、という家庭も増えています。
当然、外注すると費用がかかりますが、いったい予算はどれぐらいが妥当なのでしょうか。家計の状況によりますので、各家庭で負担感に応じて、これぐらいは使おうと金額を決めてしまうことをお勧めします。
まずは夫婦で、わが家の働き方や暮らし方を考えて整理・共有しておきましょう。赤ちゃんも含めた家族みんなが笑顔でいることを一番に考えたうえで、必要だと判断したら経費としてとらえましょう。これからキャリアを積み重ねるなら、この数年間にかかる外注代は投資だと考えている人も多いようです。外注することでスキルアップや情報収集に時間を回せ、それが将来の収入増につながることもあるのです。夫婦で納得できる予算を決めてしまえば、外注することへの罪悪感も軽減されます。
また、何を外注するか決めるときは、特に家事については自分や家族が「得意か苦手か」「したいかしたくないか」といった基準をはっきりさせておくことも重要です。
「頼る」ことは心理的ハードルが高いものですが、まず自分たちが頼っても大丈夫そうなものから始めましょう。一つずつ試して自分たちに合う塩梅を継続的に見つけていく。そして腹落ちする言い訳を明確にしておけば「チームわが家」は盤石です!