40歳ごろから、忘れっぽくなる「良性健忘」は生理的老化だが…

実際には生理的な老化現象なのか、病的な老化現象なのか、見極めが難しいこともあるだろう。脳の老化を例に解説しよう。脳の老化にも、生理的なものと病的なものがある。

生理的な老化現象は「良性健忘」と呼ばれる、いわゆる「忘れっぽくなること」だ。一般的に40歳を過ぎるころから、記憶力や記銘力が低下する。テレビで見た、あの人の名前が思い出せない」「今日会ったあの人、名前何だっけ」ということや、「眼鏡をどこに置いたか思い出せない」「買ってきてと言われたものを忘れた」といった物の置き忘れ、買い忘れなどが日常的に起こるようになる。