タイトルに重複表現は禁物
ほかにも、重複表現があると字数がムダに浪費されてしまいます。タイトルに字数制限を設けているメディアも多いためです。タイトルに2回以上同じ言葉が出てきてはいけません。必ずチェックしましょう。
たとえば次のようなタイトルです。
結婚したい人必見! 結婚できる男女の特徴
タイトルの中に、「結婚」の文字が2回出てくることにお気づきでしょうか。これが重複表現です。タイトルに同じ言葉があると、冗長でやや稚拙な印象を与えてしまいます。
「同じ言葉を使えば強調できる」と思う人もいるかもしれませんが、逆効果です。2回出てくる「結婚」のどちらかを別の表現に変えられないか、検討しましょう。
「結婚したい人」をどう言い換える?
先ほどの例にある「結婚」という言葉を言い換えて、改善してみましょう。
たとえば、「結婚したい人」を「婚活中」という言葉に変えてみるのはどうでしょうか。
NG例
結婚したい人必見! 結婚できる男女の特徴
OK例
婚活中の人必見! 結婚できる男女の特徴
または、「結婚できる男女」を「生涯の伴侶に出会った男女」としてみます。
結婚したい人必見! 生涯の伴侶に出会った男女の特徴
こんなふうに、同じ意味を持つ言葉でも、表現を変えるだけで一気に魅力的なタイトルとなります。
くり返しになりますが、タイトルの文字数には制約があるため、記事の魅力を効率的に、かつ最大限に伝える必要があります。重複表現があるだけで、大切なメッセージや魅力的な要素が埋もれてしまう恐れが出てくるからです。それらをカットして、新しい言葉・情報を加えましょう。より深いタイトル表現となり、多くの読者にアプローチできるようになります。
良い表現が思いつかないときは「類語辞典」がおすすめです。
類語辞典とは、同じような意味を持つ言葉をまとめた辞典です。筆者は、オンライン上で使える「Weblio 類語辞典」を愛用しています。検索窓に調べたい言葉を入力すると、さまざまな言い換え表現を一覧で示してくれます。あるいは、ChatGPTも有効です(詳細は次ページを参照)。
タイトルを考えるときは、こうした強力なツールも味方につけましょう。