結局、赤切符だったのか、青切符だったのか
それでは最後に、冒頭のオービスの顚末を。
結果は、青切符でした。
それが分かった途端に、「考えてみれば、赤切符になるほど、スピードを出していたわけがないよな」と、急に、自信満々に思えてくるのでした。
そして、「こんなことで、何を悶々と、不安がっていたんだ」と思うわけですが、それは、処分がハッキリしたからであることは、言うまでもありません。
その後は、警察へ行って、粛々と手続きを済ませるのみ。
ちなみに、担当の警察官はビックリするくらいに腰が低く、丁寧に対応いただきました。
もう不安は一切なく、それまでの悶々とした気持ちが、ウソのように晴れ渡りました。そして何より、次の展開に進めることが、うれしくて仕方ありませんでした。
反則金1万5000円は痛い出費でしたが、それは「分からないことが、不安のもと」を、身をもって体験した授業料と思っています。
そして、その実感を込めて、今回の原稿を書かせていただいた次第です。
1977年大阪府大阪狭山市生まれ。大阪市立大学文学部哲学科卒業後、尼崎信用金庫を経て、2001年に藤原ファイナンシャルプランナー事務所開設。現在は、主に資産運用に関する講演・執筆等を精力的にこなす。また、大阪経済法科大学経済学部非常勤講師としてファイナンシャルプランニング講座を担当する。著書に『株、投資信託、FX、仮想通貨… ファイナンシャルプランナーが20年投資を続けてみたらこうなった』(彩図社)など。