新居購入前の確認不足が招く大後悔…一級建築士が教える｢絶対に選んではいけない間取り｣の代表格4つ【2023編集部セレクション】 リビング9.5畳より10畳を選んでしまう人が見落としていること

人気の間取りにもデメリットあり

最後に、購入してから後悔した間取りの中で、賛否両論のある少数意見もご紹介いたします。

オープンキッチン

写真＝筆者提供

圧倒的な人気で、いまでは当たり前になった「オープンキッチン」。文字通り、キッチンとリビングダイニングが壁で隔てられない間取りを指します。しかし、壁がないため「収納が少ない」「換気扇を回しても、臭いがリビングダイニングまで漏れやすい」「キッチンからリビングダイニングまで、汚れが広がる」など、デメリットを感じる方も一定数いるようです。

和室

写真＝筆者提供

不意の来客用、または仏間として「和室」をつくる方は多いです。しかし、和室を当初の計画通り来客用として使用しているご家庭は少なく、「子ども部屋にすればよかった」「メンテナンスのラクなフローリングにすればよかった」「隣接するリビングダイニングと統一感がなく、中途半端な空間」と後悔する方もいるようです。

暮らしを快適にしてくれる間取りですが、よくよく検討しないとあとで後悔することに。住み替えをお考えの方は、一度、家族のライフスタイルに合った間取りについて検討してみることをお勧めいたします。