「朝起きないとき」の声かけとコツ

そのほか、2つの場面で、ペップトークをした声かけ例を紹介します。

ひとつめは「朝起きないとき」の声かけ。コツは、前の日の夜に、翌朝にかけるペップトークの種を探っておくことです。明日の学校で何が楽しみなのか、聞いておきましょう。

「やるべきことがおろそかなとき」の声かけとコツ

もうひとつご紹介するのは、「何かに夢中でやるべきことがおろそかなとき」の声かけです。これからごはんも、宿題もあるのに、なかなかお風呂に入ろうとしない子供に「いい加減に、お風呂に入りなさい!」と怒るよりも、効果的なフレーズ例です。

ここでお伝えしたい重要なこととして、ペップトークの効果が発揮されるのは、相手も「やらなきゃいけない」と思っているときに限るということ。同じゴールを見ていない相手に、ペップトークをしても効かないのです。なので、子供は何か他のものに夢中になっているときには、まずは子供自身が「そうだ、そろそろお風呂に入らないと」と思えるような気付きの一言(魔法のフレーズ)を事前に伝えます。