ふいに撮られた自分の後ろ姿を見て愕然!
――まるさんがダイエットをはじめたきっかけを教えてください。
40代前半までダイエットとは無縁の人生を送ってきたんです。そんな私がダイエットを始めたのは、40代後半になり立ちくらみや気分の浮き沈みといった更年期障害と思われる症状に悩まされ始めたことがきっかけです。
上記の症状に加え、朝起きると体が鉛のように重くてなかなか起き上がれないことが続きました。「体ってこんなに重たかったっけ?」と思うほど。そんな日々を過ごしているうちに、元々ポジティブな性格の私が、暗い気持ちで過ごすことが増えていきました。
このままではいけないと思いインターネットで調べてみると、同年代の方たちの体験談がたくさんヒットし、その中に同じような症状の人を見つけました。その方が運動を始めたら気になっていた症状が良くなったというようなことを書いていたんです。
――運動はあまりされていなかったのでしょうか?
そうですね。以前は定期的に走っていて、年に一度はハーフマラソンに参加するという生活を送っていました。その頃はよく走る春、夏は体重が落ちて、走らなくなる冬はどっと増えるというペースを繰り返していたのですが、体重変動についてはあまり気にしていなかったんです。
でも、更年期症状に悩み始めた頃、子どもたちがふいに撮った動画を見たら、そこにはまるでバターが溶けかかっているようなだらしのない後ろ姿をした私が! いつもは鏡で前しか見ていなかったので、その時まじまじと自分を後ろから見て「私ってこんな体型だったのか……」と愕然としました。哀愁が漂っていて、まるで人生に絶望しているかのような背中だったんです(笑)。
これはまずいと思ったのと、体調を改善したいという気持ちからダイエットを決意しました。