履歴書の自己PRは職務経歴書の要約で
履歴書の自己PRは、職務経歴書で作成する自己PRの要約を書くことをおすすめします。同じ項目なので、わざわざ内容を変える必要はないからです。
「詳細は職務経歴書を参照願います」は、おすすめしません。履歴書は履歴書で一つの書類として完結させておくべきですから、要約で埋めておきます。
志望動機では二つの要素を盛り込む
「志望動機書」といった他の書類で志望動機を語らない場合、応募先への熱い想いを語れるのはこの欄だけ。非常に重要です。
二つの要素を盛り込んでください。
② そこで自分はどういった貢献ができ、どうしていきたいのか
今どき就活生でも書かないような抽象的なものは避けましょう。たとえば、以下のようなものでは、目も当てられません。
NG! これでは抽象的
ネット上で拾ったサンプルを加工するのではなく、必ずオリジナルのものを作り、熱い想いを端的に語ってください。
OK! 例 ①
貴社が長年蓄積してこられた信頼感や安心感を後ろ盾にしつつ、これに甘んじることなく着実に成績を残せる渉外営業社員になる自信があり、今回応募した次第です。
OK! 例 ②
OK! 例 ③
前ページ①②の要素を、自身の職務経験から具体的かつ端的に語ることが作成のコツです。抽象的なもの、どこの企業にでも流用できるものはNGです。必ずその企業向けのオリジナルなものを作成してください。
同志社大学法学部法律学科卒。新卒入社したNTT(日本電信電話株式会社)勤務後、1社転職を経て2004年にキャリアカウンセラーとして独立。マンツーマンで依頼者の転職を支援する「就職&転職のパーソナルキャリアコーチ」。米国MBAホルダーや代表取締役といったエグゼクティブ層から、転職回数が多い等のハンデを背負った層まで、幅広い方々の転職支援の実績がある。また社会保険労務士として人事採用コンサルティングの経験も豊富で、人事部長として企業人事を一任されるケースもあり、生々しい採用現場や面接シーンも熟知。 著書に『20代~30代前半のための転職「面接」受かる答え方』、『30代後半~40代のための 転職「書類」受かる書き方』『30代後半~40代のための 転職「面接」受かる答え方』『20代~30代前半のための転職「書類」受かる書き方』(秀和システム)等多数。M&Nコンサルティング