逃げ出したいとき「3カ月」は様子を見てみる
もともとコンビニ業界には興味がなく、幾度も逃げ出したいと思ってきた柘植さん。それでも辞めずに続けられたのは、「何を言われても3カ月は我慢しよう!」と決めていたからだという。3カ月がんばれたら、また次へ。
自身もたえず何かに挑戦しながら成長してきた日々があって、今があるのだろう。
「今振り返ると入社当時に勉強していたカラーコーディネーターや、自信をつけるために勉強したマーケティング、会社の数字のことなどが、今のブランドマネジャー業務に活きていると思います。苦手だったチョコも、だいぶ食べられるようになりました」と、うれしそうに答えてくれた。
文=歌代幸子
1964年新潟県生まれ。学習院大学卒業後、出版社の編集者を経て、ノンフィクションライターに。スポーツ、人物ルポルタ―ジュ、事件取材など幅広く執筆活動を行っている。著書に、『音羽「お受験」殺人』、『精子提供―父親を知らない子どもたち』、『一冊の本をあなたに―3・11絵本プロジェクトいわての物語』、『慶應幼稚舎の流儀』、『100歳の秘訣』、『鏡の中のいわさきちひろ』など。