元気がない人を励ます「承認の声掛け」4パターン
人は自分が認められている環境だと、脳内で幸福物質であるドーパミンが分泌され幸福感を感じるだけでなく、モチベーションがアップする好循環がうまれると言われています。
誰でも認められたらうれしいもの。単純に気分も上がります。そこで、元気がなさそうなときこそ、「承認の言葉」をしっかり伝えてあげてはいかがでしょうか。
承認には存在承認、行動承認、成長承認、成果承認の4つがあると言われています。
特に元気がないメンバーを励ますときには、存在承認と行動承認が使いやすいようです。
“優秀なメンバー”の「存在承認」を忘れない
存在承認とは、その人の存在自体を認めてあげることです。存在承認は決して難しいことではありません。
例えば、あいさつをする、名前を入れて声をかけてあげるなどです。また、存在承認は言葉だけではなく、笑顔であいさつをする、メールにすぐ反応する、話しかけられたら仕事の手を一旦止めて、相手の目を見て反応を示すといった非言語や態度も大切な要素となります。
メンバーは、上司や先輩から存在を承認されることによって、「気にかけてくれている」「信頼してくれている」と感じ、主体的に動くモチベーションを手に入れることができるのです。元気がない人には、分かりやすいくらいの表現で、承認欲求を満たしてやる気を促していきましょう。
また、この存在承認は、全てのメンバーに公平に行うように心がけたいところです。特に、優秀なメンバーには、存在承認を忘れがちになります。しかし、他のメンバーと比較して「自分のことを気にかけてくれない」などと思い始め、徐々にモチベーションが落ちてしまうことがあります。
優秀だから、わざわざ些細な承認の合図を送る必要もないだろうと思いがちですが、ぜひメンバー全員に当たり前のこともしっかり承認してあげましょう。