要注意! ストレス過多でガクッと老け込むことも

食事や栄養素の見直しに加え、運動量を増やし、ストレスを軽減することも女性ホルモンのゆらぎを抑えるポイントとなる。

「ウォーキングや軽いジョギング、水泳、ストレッチなどを習慣にするほか、日常生活で体を動かす工夫をすることもおすすめです。例えば、床の拭き掃除には、モップを使わず雑巾がけをする。洗濯物を干すときには、腕を高く上げるなど大きく体を動かしたり。ふだんの家事に運動の要素を取り入れるといいでしょう」(松村さん)

さらに、ストレスは女性ホルモンのゆらぎにダイレクトに影響するもの。見た目の老け感を増長させるため、自分なりのストレス解消法を見つけ、ストレスをため込まないようにすることも大切だ。

積極的なタンパク質の摂取と保健機能食品の活用、そして運動とストレス解消を心がけ、女性ホルモンのゆらぎを上手に乗り切ろう。

構成=籔 智子

松村 圭子(まつむら・けいこ)
婦人科医

成城松村クリニック院長。若い世代の月経トラブルから更年期障害まで、女性の一生をサポートする頼れる診療で信頼があつく、アンチエイジングにも造詣が深い。TV、雑誌のほか、講演や執筆など幅広く活躍中。

小川 博(おがわ・ひろし)
薬学博士/日本栄養・食糧学会参与