「男性部下が頼みごとを聞いてくれない」「男性上司より下に見られている気がする」……。社内で軽んじられていると感じる管理職の女性は多いようです。そもそも部下に軽視されがちな人とは、どんなタイプなのでしょうか。女性特有の「インポスター症候群」とは――。
あごに手をやりこちらを振り向くビジネスウーマン
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軽視されがちな人3タイプ

部下に軽視されていて、指示や頼みごとを聞いてくれないという女性の悩みはよく聞きます。まずは一般的に軽視されがちな人とは、どんな人でしょうか。次の3タイプが挙げられます。

① 最低限の仕事をこなせていない人

仕事面について、最低限与えられた仕事をこなせない人は、周りから軽視されます。

② 自己主張できない人

対人関係において、自分に自信がない、誰からも嫌われたくない、といったところが根底にあり、自己主張できない人は、周囲からは「何でもいい人」と思われます。

③ 規律を守らない人

社会人として規律やTPOを守る、相手を思いやる、といった意識のない人は軽視されます。

ただし規律を守りすぎて柔軟性がなくなったり、相手を思いやりすぎて自己犠牲になったりしている人は、トラブルを招きかねません。

日常的に自己主張していくことが大切

自分の頼みごとを部下に聞いてもらうには、まず信頼関係が必要です。ふだんから信頼関係のない人から、ここぞというときときに頼まれても、頼まれたほうは受け入れがたいですよね。そのためには「最低限の仕事をこなす」「自己主張をする」「規律を守る」という、この3つの行動を、ふだんから積み重ねていくことが大切です。

なかでも「自己主張をする」ことは特に意識してほしいこと。それが通る、通らないは関係なく、自分はそれについてどう思うか、しっかり発言する。仕事の会議はもちろんプライベートの会食でも、何を食べたいとか、どこの店で食べるとか、自分の意見を少しずつでも出していくこと。どうジャッジされるかは気にせず、どんどん主張しましょう。「自分の意見を言う人なんだな」と周りが認めれば軽視されることはなくなります。