男の家事に主体性を!
私は、男性には(私自身も含めて)、主体的に家事育児にコミットしよう! と言いたいです。パートナーが頑張って作ってくれた家事育児のシステムにただ乗りしてないで、一緒に知恵を絞り、どうやったらより良いものになるか、ガンガン提案していく必要があるはずです。だって、私たちは、文字通り「パートナー」なのだから。
そして女性には、もっとパートナーに歩み寄ってほしいと(僭越ながら!)思います。元はといえば、私たち日本男児に家事育児に対する主体性が欠けていたせいで、大変な思いをして、頑張ってひとりで作り上げていった家事育児の仕組みだと思います。
しかしながら、本稿で述べた通り、男たちも変わろうとしています。多くの人は、今のままではいけないと自覚しています。だからこそ、今うまくやれなくても、諦めないでほしい。一緒に、どうやったらもっといい仕組みになるか、考えてほしいです。
短期的に考えれば、ご自身で何もかもやった方が効率的に回ります。でも、それだと家事育児の苦労をずっと背負い込み続けてしまうことになります。それでは、現在の男女格差は変わりません。
「男性の家庭進出」は、男たちだけが頑張れば成し遂げられるものではありません。夫婦で力を合わせて、実現するものだと思うんです。
1983年、東京都出身。慶應義塾大学総合政策学部中退。リクルートホールディングス新規事業開発室プロダクトマネージャーを経て、現在、認定NPO法人フローレンスでマーケティング、事業開発に従事。政府・行政に政策を提案、実現するソーシャルアクションを行う。妻と娘と三人暮らし。毎日子育てに奮闘中!