顔が見えなくとも、尊敬でき、なんでも相談できた上司の存在
今もマネジメントをうまくできないことが悩みという山下さん。自分もこうなりたいと尊敬する上司がいるという。それは入社後に配属された営業事務のときの上司だった。
「すごく厳しいのですが、私のことをちゃんと見ていてくださる方。神戸にいて離れていても、私がやっていることをわかってくれ、悩んでいることは何でも相談できる。言葉で伝えられない部分も理解してくださり、とても信頼できる上司でした」
山下さんは、他人よりも正論を言うタイプだという。例えば、営業的には目の前の実績を上げることが必要で、いかにこの商品が良いのかとアピールする方法を考えることは大切だと思う。だが、私たちが健康になるには様々な要素があり、そのひとつに腸内環境を整えることがあっても、人によって腸内フローラは異なり、その人に合う処方も異なる。まずはその方法を探り、一つの選択肢としてビオフェルミン製薬の製品を選んでもらえたらと考える。しかし、それでは時間もかかり、すぐには実績が上がらないかもしれないが、上司は山下さんの考えを否定せず、認めてくれたという。
「会社内の人間関係でちょっともめていたこともありました。私は悪くないと思っていたのですが、どうにもならないほどこじれてしまったのです。そのときも上司は公平な立場で、相手のこともこういう人間だからと評価される。その上で私に否がないことを理解してくださり、『君はそのままでいいんだよ』と言ってくださったのです」
一度は転職しようとまで思い悩んだが、その上司の存在に支えられて踏みとどまった。さらに社内だけでなく、少しずつ外にも目が向くなかで自社の良いところにも気づいていく。そして今年4月には、尊敬する上司の久乗俊道氏が新社長に就任する。今、ますます健康への関心が高まるなかで、山下さんも仕事への希望を感じているようだ。
「腸内環境はあらゆる病気に関わりがあるということがわかってきているので、そのバランスを保って健康を維持し、予防することが大事だと考えています。いかに健康な状態で過ごせる時間を長くするか、そのために私たちの会社もより貢献できればいいですね」
休日はゆったりと過ごし、公私のメリハリを!
そんな山下さんにとって、今はワークライフバランスも大事なテーマらしい。実は2年ほど前に結婚し、自分のプライベートもより充実させたいと語る。年齢を重ねるほどに疲れやすくなっていることも感じており、休日は公園やドライブなどに出かけて、緑あふれるところで過ごすように心がけているそうだ。
そして日々の生活ではやはり食事が肝心。バランスの良い食生活を心がけ、なるべくストレスをためないように過ごし、腸内環境を整えて……。山下さんの楽しい話を聞いているうち、私もビオフェルミン製薬の製品を飲んでみようかなと思うのだ。
1964年新潟県生まれ。学習院大学卒業後、出版社の編集者を経て、ノンフィクションライターに。スポーツ、人物ルポルタ―ジュ、事件取材など幅広く執筆活動を行っている。著書に、『音羽「お受験」殺人』、『精子提供―父親を知らない子どもたち』、『一冊の本をあなたに―3・11絵本プロジェクトいわての物語』、『慶應幼稚舎の流儀』、『100歳の秘訣』、『鏡の中のいわさきちひろ』など。