見た目以上の収納力と充実のポケット

今回のコラボバッグのこだわりといえば、その“中身”の充実ぶりなくしては語れないでしょう。まずうれしいのは、A4サイズの書類はもちろんのこと、角2サイズの封筒が折らずに収納できるという点。バッグから書類を出したり、相手に封筒を渡すときに、それらの状態がきれいに保たれているかどうかが、ビジネスの信頼度にもつながることは言うまでもありませんよね。

さらにはパソコンが収納できるクッション付きのPCスリーブが装備されているという点。事前のアンケートによるとパソコンを持ち歩くシーンが70%を超えるPW世代にとって、これはかゆいところに手の届く大事なポイント。ほかにもファスナー付きポケットやインナーポケット、アウトポケットなど収納が充実していることもあり、万が一中身が見えたときにも美しく、なにより必要なものが見つからずバッグをガサゴソ……などという気まずい時間が皆無に。取り出したいものがすぐに取り出せるのも、できるビジネスパーソンの基本です。

また、汚れが目立ちにくくお手入れしやすいインナー生地も魅力。忙しく、時間に余裕のないキャリアの毎日において、そこまで手間をかけずとも「見えないところこそ美しく」を可能にしてくれるのです。

(左)深めのインナーポケット×3、細かなものが入れられるファスナーポケット×1、パソコンやタブレットが収納できるPCスリーブ×1、使用頻度の多いものを入れたいアウトポケット×1など収納充実。/(右)普段、外からは見えない内側の縫製もひとつずつ手作業。
(左)深めのインナーポケット×3、大きめのファスナーポケット×1、パソコンやタブレットが収納できるPCスリーブ×1、使用頻度の多いものを入れたいアウトポケット×1など収納が充実。/(右)外からは見えない内側の縫製もひとつずつ手作業で(写真=小林美菜子)

スムーズなアクションを助ける秘密

編集スタッフがもっとも感動したのは、バッグを開閉する仕組み。開けるときは持ち手を左右に開くだけで簡単に開き、閉めるときは放っておくだけで自然と閉じる。その秘密は“かぶせ”と呼ばれるふたの内側にひっそりと取り付けられたマグネットにあります。

マグネットはレザーの内側に縫い付けることによって、バッグの持ち手から手を離すと自然と、しかも静かに閉じる仕組み。バッグのファスナーを使わず、開けっ放しにしていることが多い女性でも、これなら常に見た目の美しさがキープできて、なおかつクライアントの前でもたつくこともなくなります。

(左)バッグを開けるときには持ち手を左右に軽く引っ張るだけ。繰り返してもへたれないつくり。/(中央)力を加えていないときにはマグネットが引き合ってそっと閉じる仕組み。いちいちファスナーや金具で開け閉めする必要がない。/(右)かぶせに内蔵しているマグネットを縫い付ける様子。
(左)持ち手を左右に軽く引っ張るだけで簡単に開く。繰り返してもへたれない。/(中央)かぶせ(ふた)はいちいちファスナーや金具で開け閉めする必要がなく、マグネットが引き合ってそっと閉じる仕組み。/(右)かぶせのマグネットを縫い付ける様子(写真=小林美菜子)