美しい手書きで品格を上げる、「ペン習字」入門
「手書き文字が上手だと、しっかり仕事ができそう、礼儀正しそう、信頼できそうなど、周りの人に好印象を与えることができます。反対にクセの強い下手な字では、悪いイメージしか持たれません」と語るのはペン字講師の萩原季実子さん。以前は広告会社などで営業職に就いていたが、仕事相手と文書を交わす機会があれば必ず手書きの文字を添えていたという。その文字が評判となり、結果、営業成績も上がった。美しい文字は萩原さんの最大の武器となり、まさに人生を変えたのだ。
「最近はスマホやPCで打った直線的で平板なデジタル文字を見慣れているので、私が開発したメソッドで書く文字に驚く方が多いようです」
請求書を送る際などに、一筆箋に短文を書いて同封すると「わざわざ時間を割いてその人のために書くので、相手への尊敬の念を表すことにもなります。大事なビジネスマナーの1つですね」とは納得だ。
萩原さんが提唱する6つのポイントを意識して書いてみよう。
記事内のサンプル文字、文例はすべて萩原さんの手書きです。