ニューノーマルなおやつタイムの過ごし方
3時の長めの休憩には、ぜひ「昼寝」をしてはどうでしょうか。ヨーロッパにもシエスタという昼寝の習慣がありますが、私はアフターコロナの新しい生活様式のひとつに、昼寝を入れるといいと思っています。
私自身、3時になると、ホットアイマスクを装着して、20分ほど仮眠をとっています。疲れた目がスッキリし、そこからまたシャキッと集中して仕事ができます。
また仮眠前にコーヒーを飲むのもおすすめ。カフェインの吸収に20分ぐらいかかるので、ちょうどいい時間帯に目が覚めるといわれているからです。
昼寝といっても、無理やり眠る必要はありません。現代は目から入る情報が多すぎて脳が疲れているので、眠らなくても目をつぶるだけで、十分に疲れがとれます。
ビル・ゲイツもジェフ・べゾスも皿洗いが大好き
また3時の長い休憩には、家事を組み込むのもいいですね。実はビル・ゲイツもジェフ・ベゾスも皿洗いが大好き。ビル・ゲイツは夕食後は毎回自分で皿洗いをしていると言っています。
皿洗いというのは、いたって単純作業。手を動かして、水しぶきや陶器の感触を感じること自体が、脳の刺激にいい。指先に意識を向けることで、頭を空っぽにして作業できるところがヨガみたいなものなのです。
家事と思ってやると辛い皿洗いも、リラックスのためにやると思えば、勤務時間中の有意義な休憩になります。食器洗浄機を使わず、ぜひ手で洗ってみてください。そのあとの能率が驚くほどアップしますよ。
構成=池田純子 写真=iStock.com
1975年生まれ、京都大学文学部卒業。グリーンホールディングス株式会社代表。松竹で歌舞伎の新ビジネス立ち上げなどを経て独立。