令和の副業は個人事業主を目指すべし!

では、なぜ個人事業主を目指すべきなのでしょうか。そこには昭和の勝ちパターンが機能しなくなっているという大前提があります。

昭和の勝ちパターンというのは、高学歴で大企業に入って、いかに終身雇用を守って、年金を獲得していくかというパターン。

ところが今は令和の時代。大企業に入っても、定年がいつなのかわからない、年金がいつになったらいくらもらえるかわからない……、昭和の勝ちパターンが全く通じない時代に入ってきました。

令和を生き抜くためには、発想を変えることが肝心です。つまり「定年がいつになるかわからない」→「生涯現役の選択肢を手に入れる」、「公的年金がいつもらえるかわからない」→「自分年金を手に入れる」とポジティブに変換していくということです。

「生涯現役の選択肢を手に入れる」「自分年金を手に入れる」、この二つのためには、個人事業主がベストな選択肢になるわけです。現在、会社員としてキャリアを積んでいる人が副業を始めるならこの一択になるでしょう。

個人事業主のメリットは次の3つです。

①他人との差別化がはかりやすい

自分のこれまでのキャリアを活かし、事業を立ち上げて育てることで差別化をはかることができれば、将来は本業を超える収入を手に入れるのも夢ではありません。

②税制度が優遇される

サラリーマンが事業を行って損失が出たら、給与所得などから損失分を差し引ける「損益通算」が可能なのはメリット。事業が赤字なら税還付も受けられます。

③やめ時を自分で決められる

会社勤めと違って、定年がありません。充実した老後ライフと老後資金の準備、両方を狙っていけるのが個人事業主なのです。