知っておきたいクラウドのメリット・デメリット

「データを共有したい」
「USBでデータを持ち歩くのが不安」
「ファイルのバックアップをとっておきたい」

そんなときは資料をクラウドに保存しておくと、かんたんに共有・バックアップができます。さらに、USBでデータを持ち歩くと物理的に壊れてしまってデータが読みだせなくなってしまうこともありますが、クラウドに保存をしておけばUSBのようにデータが壊れる心配はありません。

資料をクラウドに保存する代表例として、

・WordやExcelと同じ製造元のMicrosoft社が提供する「OneDrive」
・Google社が提供している「Google Drive」

を利用することが挙げられ、以下のような特徴があります。

・無料で使用できるストレージ容量は、OneDriveが5GB、Google Driveが15GB
・OneDriveはWord・Excelのまま編集できる。Google DriveではGoogleアプリ(ドキュメント・スプレッドシート)で編集する

【図表4】資料作成によく利用されるクラウドの代表例

どこでも開ける利点もあるが、セキュリティには要注意!

双方の共通点は、両サービスとも、ネットにつながっているパソコン以外の機器(スマートフォン・タブレットなど)を使って、同じアカウントでログインをすれば、どこからでもアクセスできること。また、いずれもクラウド上で編集・更新からファイル共有までできるので、パスワードつきメールでデータをやりとりするよりも手軽にすばやく作業できることです。

ただし、ネット環境がないとアクセスできません。かといって、出先で安易にフリーWi-Fiなどに接続してしまうと、データを読みとられてしまう危険もあるのでよく考えて利用してください。