週1の食事リセットでカラダのバランスを整える

ハードワークが続けば疲労はたまり、誰もが「休みたい」と考えるはず。ところが、こと胃腸となると、遅い時間に食事をしたり、手っ取り早く食べられるものを惰性で食べたりと、多くの人が胃腸を休ませることなく、ほぼ24時間働かせっぱなし。休む時間がなければ修復が追いつかず、機能が低下するのは当然。結果、血液やリンパの流れが悪くなり、「食べていないのに太る」「痩せにくくなった」などのほか、むくみ、肩こり、PMS(月経前症候群)など、多くのトラブルを引き起こします。この蓄積した悪い流れを週に1度リセットするのが“月曜断食”です。

ナイフとフォーク、断続的な絶食の概念、ケト原性ダイエット、減量と白プレート
※写真はイメージです(写真=iStock.com/ThitareeSarmkasat)

私は月曜断食はダイエットというよりも「養生」だと思っています。胃腸をしっかりと休めることで、悪いサイクルを断ち、カラダがもつ本来の機能を取り戻していく。食事をルーティン化させることで、体質が変わり、結果、体重が落ちていくのが理想です。そのため、実はカロリーはあまり重要視していません。よく月曜断食は糖質制限だと言う人もいるのですが、胃腸に負担をかけないために、消化に時間がかかるものを避けた結果、必然的に炭水化物が省かれ、野菜がメインになっただけ。むしろ朝のフルーツは一日のエネルギーにもなるカラダに必要な糖分だと考えています。